血管から体液成分が血管の外へ染み出して、その水分が増えて膨らんでしまう状態をむくみ(浮腫)といいます。
人間の体内には動脈と静脈が流れていて、動脈は酸素や栄養を全身へ送る役割を、静脈は二酸化炭素や老廃物を含んだ血液を心臓へと戻す役割を担っています。
そしてリンパ管は体内に沈殿してしまった老廃物を静脈へと送る働きをしています。
それらのものが何かしらの原因で機能低下をしてしまうと、老廃物や体液がうまく運び出されなくなって体内に残ってしまい、それが蓄積されてむくみとなってしまうのです。
むくみそのものは病気ではありませんが、急にむくみが酷くなる場合や他の症状もある場合には、病気が関係している可能性があるので、一度病院で検査を受けた方が良いのではないでしょうか。
人の体内では、血管の内側と外側で水分の移動が行なわれていて、体の機能が正常に働いていれば、水分量は一定に保たれるようになっています。
作り出された酸素や栄養は、毛細血管を通り体の細胞へと運ばれ、不要になった老廃物は心臓に送る作業中にリンパで吸収されて浄化されますが、足は心臓から遠いために、溜まった水分の負荷が高くて、吸収しきれずに溜まってしまう場合が多いのです。
結果、血行不良などを起こしてしまい、足のむくみとなってあらわれてしまうのです。
夕方になると足のむくみが起こるのは、1日の終わりに近づくにつれ、だんだん重力で余分な水分が足の方へ下がって溜まって行くからなのです。
逆に無重力の状態では、上半身や顔にむくみが生じやすくなるようですよ。
足のむくみが起こる原因としては、生活習慣や食生活など様々なものが複雑に絡み合っているのですが、その原因を1つ1つ改善していくことで、慢性化してしまった足のむくみも改善されることでしょう。
足のむくみは女性に多いのですが、特に次の事項に当てはまると足のむくみが起きやすい状態になっているといえます。
1、長い時間立ちっぱなしや座りっぱなしなど、同じ姿勢で過ごす場合が多い。
2、生活が不規則である。
3、体を動かす事が嫌いで、運動不足になっている。
4、慢性的な寝不足である。
5、ストレスを感じることが多い。
6、いつも体を締め付けるようなきつい下着を身につけている。
7、塩辛いものや濃い味付けの食べ物が好き。
8、ダイエットをしている。
9、冷え性である。
以上のような事柄に思い当たるようでしたら、生活習慣を見直して改善したほうが良いでしょう。
そのままの生活習慣を続けていると、足のむくみが悪化して、病気になってしまったり、落ちにくいセルライトができてしまったりするので気をつけましょう。
足のむくみを解消するには、血液の循環をよくしてリラックスもさせてくれる足浴がおすすめです。
バケツでも構いませんので、膝から下、ふくらはぎ全体が浸かるくらいの深さのものに、40℃から45℃くらいのお湯を入れて足を温めます。
途中で冷めてきたら熱湯をさし湯をしながら10分から20分くらい行なうのがベストです。
心臓から最も遠い部分にある足を温めることによって、全身の血行促進の効果もあります。
入浴の場合でしたら、ぬるめのお湯に長い時間浸かるのが良い方法です。
足浴や入浴後の血行が良くなっているときに、足首を回す運動や足の指を1本ずつ引っ張って回したり、両手で足の裏やふくらはぎを押したりするとより効果的にむくみを解消できます。
足のむくみの予防改善には、長い時間同じ姿勢をとることを避け、適度な運動をすることが大切です。
長い時間、座ったままや立ったままの同じ姿勢でいると、足の筋肉がポンプとしての役割を果たす事が出来ずにむくみを強くさせてしまいます。
とかく現代人は運動不足になりがちですので、エレベーターやエスカレーターなどを使わずに階段での昇り降りなど簡単な運動で良いので心がけるようにし、運動不足を解消させましょう。
時間のある時には、膝の曲げ伸ばしやアキレス腱を伸ばす運動などをすると、足のむくみの予防に繋がります。
毎日、適度な運動やマッサージなどを実践していくことで、下半身にためこまれていた老廃物が押し出され、少しずつ取り除かれていき、むくみのない綺麗な足へと変化していくでしょう。